学科 HTML/CSS基礎①【オンライン】

-本日のアジェンダ-

1限目
学科 HTML/CSS基礎①
Webサイト制作の手順について

2限目
学科 HTML/CSS基礎①
Webサイト制作時の事前準備について

3限目
学科 HTML/CSS基礎①
HTMLの基本構造について

4限目
学科 HTML/CSS基礎①
文章情報と文書本文について

5限目
学科 HTML/CSS基礎①
本日の講義のまとめ


本日のテーマ

Webサイト制作の手順を理解しましょう

Webサイト(ページ)の制作について

お客様からWebサイト(ページ)の制作を依頼された場合に必要となる作業を工程別に理解しましょう。

【資料】

カリキュラム資料 ダウンロード用サイト
https://samplesdl-web.com/doc/

下記のファイルをダウンロードしましょう。
Webサイト制作の手順の教科書.pdf」 

【まとめサイト】

【動画】

参考サイト

Webサイト(ページ)の構成要素について

  • HTML(HyperText Markup Langage):Web ページ内の各要素の意味や文書構造を定義します。
  • CSS(Cascading Style Sheets):レイアウトデザインや各要素の装飾(色・サイズなど)を定義します。
  • JavaScript / jQuery:動きを付けたり計算などの処理を行います。

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Webサイト(ページ)の開発フォルダについて

Webサイト(ページ)を作成する時は、開発用のフォルダを作成して、その中にHTMLファイル、CSSファイル、JavaScript / jQueryファイル、画像ファイルなどを格納するようにしてください。開発用フォルダには多くのファイルが格納されることになりますのでファイルの整理整頓が重要です。ファイルが迷子にならないようにサブフォルダの作成も含めてわかりやすく管理してください。また、開発用フォルダには、Webサイト(ページ)の表示に不要なファイル(イラストレータのaiファイル、フォトショップ用のpsdファイルなど)は、格納しないようにしてください。

ワンポイントアドバイス

Webサイトを作成するには、HTML、CSS、JavaScript / jQuery、画像ファイルなど、複数のファイルを管理する必要があります。作成するWebサイト用の開発フォルダを作成すると同時に必要に応じてサブフォルダを作成して各ファイルを管理しましょう。

Webページ作成ツールについて

Webページ開発には、テキストエディタとブラウザが必要です。Windows標準にインストールされているメモ帳とEdgeでもWebページ開発が可能ですが、本訓練では、TeraPadとChromeを使用してWebページ開発を行います。TeraPadとChromeは、Windows標準ではインストールされていませんのでインストールを行ってください。

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文字コードについて

日本語を扱うための文字コードには、シフトJIS、EUC、UTF-8などがあります。Webページを作成する時の文字コードは、UTF-8N(UTF-8 BOMなし)を使用してください。

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ファイルのパス指定について

ファイルを指定するためには、絶対パスでの指定方法と相対パスでの指定方法があります。それぞれの特徴を理解して使い分けましょう。

参考サイト

HTMLの基本構造について

タグの構造

<要素名>内容(コンテンツ)</要素名>
<要素名 属性=”属性値”>内容(コンテンツ)</要素名>
<要素名 属性=”属性値”>

(例)
<p class=”hello”>こんにちは</p>

  • 要素名
    タグの種別を指定します。タグ名とも言われます。要素の種類によって終了タグ(</要素名>)の有無が決定します。
  • 属性
    要素名に対して設定する属性名を指定します。属性が複数ある場合は、属性と属性値の組合せを空白で区切って複数指定することができます。
  • 属性値
    属性に対する値を指定します。一般的には、ダブルクォーテーション(”)で囲んで指定しますが シングルクォーテーション(’)で囲むことも可能です。属性値がない時は、イコール(=)以降が省略されます。複数の属性を指定する時は、スペースで区切って指定します。

HTMLの基本構造

<!DOCTYPE html>
<html lang=”ja”>
<head>
  (文書の情報を記述)
</head>
<body>
  (文書の本体を記述)
</body>
</html>

  • !DOCTYPE 宣言(ドキュメントタイプ宣言)
    ドキュメントタイプ宣言は、この文書のバージョンを宣言するメタ情報です。HTML5 であれば<!DOCTYPE html>と記述します。
  • html 要素(HTML の文書)
    html 要素は、この文書が HTML の文書であることを表します。「lang=”ja”」の “ja” は日本語で書かれた文書であることを表します。
  • head 要素(文書情報)
    head 要素は、この文書のメタデータを記述します。例えば、<title>~</title>でその文書のタイトルを記述することができます。
  • body 要素(文書本文)
    body 要素は、この文書の本文を記述します。この body 要素で囲まれた領域が Web ページとして表示されます。

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ワンポイントアドバイス

HTMLは、SGML(Standard Generalized Markup Language)という文章(マニュアルや論文など)を記述する言語を元にしてWebでの文章定義を目的に開発されました。このため、文章の見出し、文章本文、リスト(箇条書)、図形などの定義が重要な機能になっています。

HTMLの基本構造については、以下サイトも合わせて参照してください。
htmlの記述【基本タグ】

特殊文字について

HTMLを記述する時に、画面に表示したい文字を、そのまま記述できない場合があります。例えば「<」を画面に表示しようとして、そのまま記述するとタグの開始との区別ができなくなります。「<」を画面に表示する場合は、「&lt;」と記述することで画面に「<」と表示することが可能になります。このような文字を特殊文字と呼んで特別な記述が必要になります。代表的な特殊文字には、「”」→「&quot;」、「&」→「&amp;」、「<」→「&lt;」、「>」→「&gt;」、「(スペース)」→「&nbsp;」、「©」→「&copy;」、「®」→「&reg;」などがあります。

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インデンテーション(字下げ)について

HTMLの記述では、可読性の向上が求められます。インデンテーション(字下げ)を意識して記述してください。

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doctype宣言について

HTML5におけるDOCTYPE宣言はあまり意味を持たないとされていますが、 作成した文書がHTML5によるものであることを、ブラウザなどに明示的に伝えるために記述しておいたほうが良いでしょう。

DOCTYPE宣言が無いと、一般的なブラウザではレンダリングモードが互換モード(Quirks mode)となります。 互換モードのブラウザではCSSの解釈が標準と異なるため、制作者の意図しないレイアウトになってしまう場合があります。 ブラウザに標準モード(Standards mode)で解釈させる場合には、DOCTYPE宣言を記述する必要があります。 主要なブラウザでは文書の先頭に <!DOCTYPE html> と記述することで標準モードとなります。

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ワンポイントアドバイス

楽天のショッピングサイトなどのテンプレートでは、 DOCTYPE宣言が無く互換モードになり、CSSが思うように使えなくなる場合があります。その場合やむを得ず、違う方法を使わなければならない場合がありますので、お仕事で担当した時は、 DOCTYPE宣言は必ず確認しておきましょう。

head 要素(文書情報)

  • title 要素(ページタイトル)
  • meta 要素(文字コード指定/charset)
  • meta 要素(ページの説明文/description)
  • meta 要素(ビューポート/viewport)
  • link要素(外部 ファイルとの紐付け)

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body 要素(文書本文)

  • 構造化タグ
  • コンテンツのグループ化タグ
  • テキストの意味
  • コンテンツの埋め込み
  • テーブル
  • フォーム

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ブロックレベル要素とインライン要素について

要素の多くは、ブロックレベル要素とインライン要素に分類されます。
ただし、HTML5ではブロックレベル要素とインライン要素という考え方はなくなっていますので、あくまでも性質を持っていると考えておきましょう。

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HTML:構造化タグ

  • article 要素(アーティクル)
  • section 要素(セクション)
  • nav 要素(ナビ)
  • aside 要素(アサイド)
  • h1~h6 要素(見出し)
  • header 要素(ヘッダー)
  • footer 要素(フッター)

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ワンポイントアドバイス

見出し(h1~h6)要素でh1タグ以外は、特に使用回数に制限はありません。h2やh3などは大きな見出しとなることが多いためたくさん使われると思います。「h1タグは1ページで一回の使用で抑え、数字の順序をしっかり守ること」これを守っていれば使用になんら問題はありません。ただ、html5の場合は、sectionタグやarticleタグと組み合わせることで1ページに複数のh1タグを記述することができます。

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HTML:コンテンツのグループ化タグ

  • p 要素(段落(パラグラフ))
  • ol/li 要素(順序のあるリスト)
  • ul/li 要素(順序のないリスト)
  • dl/dt/dd 要素(定義・説明リスト)
  • main 要素(メインコンテンツ)
  • div 要素(ひとつのかたまりの範囲)

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HTML:テキストの意味

  • a 要素(ハイパーリンク)
  • em 要素(強調)
  • strong 要素(重要情報)
  • small 要素(免責・警告・著作権など)
  • i 要素(慣用句・特定用語)
  • b 要素(太字)
  • span 要素(特定の範囲をグループ化)
  • br 要素(改行)

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HTML:コンテンツの埋め込み

  • img 要素(画像)
  • iframe 要素(インラインフレーム)

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画像の取り扱いについて

<img>タグは、画像を表示する際に使用し、必須属性のsrc属性で画像ファイルのURLを指定します。一般的なブラウザで表示できる画像フォーマットとしては、PNG・GIF・JPEGがよく利用されています。 他にも、ウェブ用のベクター画像フォーマットであるSVGや、単一ページのPDF・アニメPNG・アニメGIFなどをsrc属性の値として指定できます。
alt属性には、画像が利用できない環境向けのテキストを指定します。 HTML5ではalt属性は必須ではありませんが、指定しておけばアクセシビリティーが高まるでしょう。

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ワンポイントアドバイス

Webサイトを重くする(表示スピードの低下)の大きな原因の一つは画像サイズです。WebサイトにUPする画像はPhotoshopやIllustratorでしっかりと画像の最適化をしてUPしましょう。

CSSとの紐付けについて

HTMLのタグとCSSの紐付けを行うためにid属性とclass属性が使用されます。

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本日の課題

本日学んだ内容を復習して整理しておきましょう。
WordPressの投稿ページに学んだことをまとめておくと良いです。